2020年5月25日月曜日

種はどうやって保存すればいいの?

子供の休校中の宿題に「種の観察」「種を植えよう」という課題があった。

種もその中に同封されていた。

封筒には「あさがおのたね6こ」と記載されていたが,中身が空っぽ。

仕方なく,学校に連絡して新しいものをもらうことにした。

新しくもらった封筒は明らかに劣化していて,それも1年前のものとかではなく,間違いなく2,3年前のものだった。

こんなんで発芽するのかな・・・

と思っていた。

とりあえず,子供と一緒に6こ種を植えて,何の期待も持たずに,待つことにした。

早いものでは4,5日すれば発芽するらしいのですが,そんな兆候は全くなかった。

水やりだけは毎日欠かさず行った。

10日たち・・・・・大丈夫だろうかまだ出ない。

2週間!!!!!

ようやく芽が出ました。しかも6つ同時に!!!!

休眠していたのかな。

この一連のことを踏まえて,自分に置き換えた。

家庭菜園はしているが,種から育てるとどうしても余ってしまう。


種はどうやって保存すれば長持ちするのだろう

最低1年もてば,次のシーズンも育てられるのだけれどな・・・

今年も,キャベツ,ホウレンソウ,ヒマワリが残っている。

いろいろ書物やサイトをあたり調べてみた。

調べていくとどの書物にも「種は劣化していく」と書いてあった。

発芽率も悪くなるということだ。

劣化していく原因は4つだ。

①湿度
②温度
③光
④酸素(空気)

①湿度
空気中には水分が含まれており,水分を吸ってしまう。その水分によって種が発芽しようとしてしまい,種が劣化してしまう。

②温度
高温は禁物。気温0℃以下になっても種の細胞が破壊されてしまうので,これも避けたい。

③光
種は基本的に光を嫌う。種には好光性種子嫌光性種子がある。その漢字のとおり,好光性種子は光を好んで発芽するため,土をかぶせすぎると発芽しにくくなる。逆に嫌光性種子は光を当ててしまうと発芽率が悪くなるため,指関節1本分くらいは土をかぶせる。

これを上手に分けてまくと発芽がうまくいく。

種の保存を考えた時には,光は避けて保存しないと劣化の原因につながる。

④酸素(空気)
空気にふれてもよくない。鉄や銅が長年空気にふれると錆びてしまうのと同じだ。いわゆる酸化ということかな。

ちなみに種の発芽の条件は「水・適温・空気」である。

これがそろってしまうと発芽してしまうので,うっかり種を何日かそとに出しておくと勝手に発芽してしまうことがある。

余談になった。

では,どうやって保存することが一番いいのだろうか。

私がたどりついた答えはこうだ。

脱脂綿 + キッチンペーパー + ジップロック + 冷蔵庫

これを使うことで上記の4つはある程度解消されるだろう。

方法は,種を脱脂綿で包む。

脱脂綿だけだと空気が入るので,さらにその上からキッチンペーパーで包む。

これをジップロックに入れて,ジップロック内の空気を吸って,真空状態にする。

冷蔵庫で保存する。

冷凍庫に入れると0℃以下になるので絶対にしない。

これで1~2年は持つはずだ。

さっそくキャベツとホウレンソウとヒマワリを保存しよう。

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