2016年8月15日月曜日

地層を見てみよう

一週間前の研修2日目のまとめ


行ったところは、茨城県高萩市の海岸線



国内有数の海水浴ポイント

海水浴客も多数いる中で、自分たちは長靴をはいて、現地探索。



さて、このへんの海岸線は最近発見されたポイントらしく、多賀層群とよばれてるらしい。

約300万年前の地層だ。

この辺には、一般の人がみたら、石ころといわれるものがたくさんおちている。

たとえば








ひとつめのピンクっぽい石は、花崗岩

二つ目の筋状のはいった石は、流紋岩

どちらも火山からできた石

火成岩だ。

火成岩は火山が噴火し、流れ出たマグマが冷え固まったものである。

これらがなぜこの辺に落ちているかというと、

3.11の後、地盤がずれたために、海水が流れてくるのを抑えるために、持ち込まれたものらしい。



さて、多賀層群の本番である。





この岩石は先ほどの火成岩とは違い、火山が噴火した時に噴出したもの(マグマではなく、チリや軽石など)がふりつもって固まってできた、凝灰岩だ。

火成岩と比べると、ぼろぼろとすぐくずれていく、やわらかい石だ。

線のようにけずれられているところは、生物がすみかとしていたところらしい。

これらの凝灰岩も層になっている。




見にくいかもしれないが、木の上に白や茶色になっている層が火山が降り積もってできたそうである。

火山が噴出するのは知ってのとおり、何百年、何千年に一度くらいなので、年代を特定するにはとても有効な層で、別名「かぎ層」ともいわている。

ハンマーでたたいてみると、ぽろぽろとこぼれてきた。



ルーペでのぞくと、黒雲母や長石、石英がたくさん見られた。

もっとよく見るためには、水でよく洗って、残った粒を双眼実体顕微鏡で観察するとよいだろう。


さて、この層がどこまで続いているか、探索してみた。







なかなかの急斜面を超えて。

背丈の大きい草をかき分けて。







それらを超えると断崖絶壁に立つことができた。

そこは絶景。


二枚目は、高萩から北茨城に伸びる海岸線だ。


先ほど紹介した層がずっーーーーーーーーーーーーーとつながっている。

自然の雄大さ、偉大さを感じた。


ここから下に降りると、また違った風景が見ることができた。







こんな感じの地層がつながっているなんてすごい。

この周辺に住んでいる地下には同じ地層がつながっている。



地層のところどころにでっぱっているのは、石灰岩。

石灰岩は凝灰岩よりも固く、浸食に強いため、このように丸みをおびて残っている。

石灰岩で世界的に有名なところはトルコのカッパドキア。



同じく、石灰岩が雨風には強いため、浸食されずに残り、不思議な形をしている。


この石灰岩は強いため、この中には化石も残りやすい。


今回、教授が割ってくれた中にも貝の仲間の化石が発掘された。











青く指で塗っているのは石膏。

歯医者さんで使うものらしいが、一般には販売されないらしい。


これを化石に押し当てて何分か待つと、レプリカの出来上がりだ。

こんな風に作っているんだなと、初めてその現場を目撃した。





こんな感じで研修は終わったが、


今回の研修を通して、自分の知識が、現場で最大限に生かされたように思う。

やはり、何事、その実物を通して見たことや、感じたこと、経験したことは、自分の財産として残る。


それを実感した二日間の研修であった。

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